コンパクトモデルの定点テスト

定点テストは無事にクリアしました。これから多いに活躍してくれそうです。ハッセルプラナー100mm f3.5(f16)1200dpi 等倍画像はこちら:https://www.flickr.com/photos/46505679@N04/14693245406/sizes/o/ 今日は快晴で、空気が澄んでいたので買い物ついで…

大判の風味を楽しむ

こんな使い方をすると、大判の味わいが楽しめます。UMC+コンパクトYAKUSCAN Nikkor 85mm f1.4(開放f1.4)1200dpi 薄暗い自然光で、アンティークな大型三脚を撮ってみました。これは、20年ほど前に11×14インチ用として入手したものです。通常は、ここまで暗…

4×5YAKUSCAN デザインとコストのバランス

4×5規格の前面パネルをパース図にしたもの。これは私のフライス盤でもできますが、相当な量の切削ゴミが出そうですね! 外注を前提に4×5YAKUSCANの最終デザインを考えていたのですが、好みのデザインに仕上げるのは、なかなか難しいものがあります。以前の構…

YAKUSCANのフラッグシップモデル勢揃い

並べてみると、コンパクトモデルの小ささが際立ちます。この中にはA4スキャナのほとんどの部品が入っているのですが、信じられますか? コンパクトの完成を記念して、歴代のフラッグシップモデルを集合させました。なかなか壮観ですね! 実はコマーシャルモ…

スキャナレンズのフランジ製作

写真1 性能の高さに期待して、レンズフランジを製作してみました。 前回のテストでご覧のように、F500スキャナレンズの性能は想像以上のものでした。そこで、接着剤の仮止めから、この際、旋盤を回してレンズのフランジを製作してみました。(写真1)これに…

スキャナレンズの性能

なかなかハマってると思いませんか? まるで、この為に生まれてきたかのようなフィット感です。 ハッセルとのデザインマッチングがいまいちだったコンパクトYAKUSCANでしたが、ぴったりのボディを発見。私の作った例の特性ボディにはぴったりだったのです。…

コンパクト その完結。

屋外では電源パックが欲しいと思うでしょ! デシタルバックというよりはデジタルキューブと呼びたくなるようなスタイルになりました。 いよいよ、今回のプロジェクトの最終編です。私は小型化の設計段階で、ただ小さくしても単体では意味がないと考えていま…

コンパクト その8

大きさを伝える方法を、色々考えてみましたが、これがいちばん解り易いですね! はい、お待たせしました。手のひらサイズのYAKUSCANの完成です。毎日工作している私の手が汚いのはどうぞご容赦ください。上の写真だけでもだいたいのサイズは認識いただけると…

コンパクト その7

私の場合、小さな部品はいつもスケッチで対応しています。言わば脳内CAD。 ちょっとした電気接点が必要になったのですが、適当なものが見つかりません。そこで、仕方なく自作することにしました。まずは薄いメッキ板が必要です。探してみたら、いつも使って…

コンパクト その6

メイン基板が大きく見えるのは、ちょっとした錯覚です。笑) 配線もなんとか無事に納まりました。これに前後のパネルを乗せれば一応完成なのですが、その前に、当初から考えていたことを仕込まなければなりません。実はもうひとつのプランも同時進行している…

コンパクト その5

左下の穴には可変抵抗が入るのですが、実はボディの厚みがきついので、除けているのです。 今日、製作を開始して始めて電源を投入してみましたが、設計どおりの位置にピタッと止まりました。ひとまず一安心です。ところが、ご覧のように配線はかなりタイトで…

コンパクト その4

僅かにグリーンがかって見えますが、これぞ硬質アルマイトの証なのです。ハッセルのロック解除ボタンはサイド側に付きます。 業者さんには、アルマイトが出来るまで3週間と言われていたのですが、意外にも早く上がってきました。そこで、ひとまず仮り組み。…

コンパクト その3

アルミ系の研磨は手が真っ黒になるのが困ったものです。あまりにも酷いのでとうとうゴム手袋を新調しました。反射板のところ、もう少し研ぎ出しが必要のようですね! その後、ハッセル用の取付け金具類の加工も終了し、その他の細かい部品もすべて完成しまし…

コンパクト その2

この程度の小型化なら、製作難易度もそんなに高くはないという印象です。 楽しみながら小型機を作っています。ジュラルミン部材の加工がほぼ終了しました。ここまではすこぶる順調で、さしたる苦労もなく進んでいます。基本構造は4×5YAKUSCANに準じているの…

活動再開

趣味の工作に戻ると、気楽で楽しいものです。 先月、91歳になる実家の父親が急に思い立って屋久島に行きたいと言い出しました。しかし、家族としては、体力が心配でなかなか賛成できなかったのですが、人生最後の旅行だと言われると、無理に反対もできず2泊3…

PWM基板が乗った4×5YAKUSCAN

これは配線前の状態ではありません。筐体内配線の見直しによって、駆動ステージの上は別物のようにすっきりしました。 完成したPWM基板をYAKUSCANに乗せるのですが、この際、筐体内の配線も新たに見直しました。これまでは、LED駆動回路用の電源をCCD基板か…

究極のLED基板

ついに出来た!YAKUSCANのためのPWM回路が完成しました。サイズは従来のものとほとんど変わりません。 その後、USのWilliamさんから有力な情報がありました。スキャナの1ライン取込み時間が5m秒ということで、5m秒の10倍程度のPWM周波数にすれば、シェーディ…

YAKUSCANのためのPWM回路

これが610様から届いた基板です。テスト基板につき部品点数が少し多めですが、本番ではもっと省略できるようです。 610様から、待望のPWMテスト回路が届きました。前回記事のコメント欄にご本人からの説明がありますので、電気に強い方は理解できるでしょう…

白色LEDのカラーシフトという問題

PWM調光キットを組み立ててみました。出来るだけ小さく組み込んでもこのサイズです。性能は良いのですが、残念ながらこのままでは搭載できません。 新たに製作したLED駆動基板を4×5YAKUSCANに搭載し、室内テストをしてみたのですが、そこで困った問題が発生…

610様に感謝・感激!

後ろが610様からいただいたプリント基板を組み立てたもの。手前が特殊ユニバーサル基板で組み直したもの。これが今後の定番になりそうです。 その後、610様より大量の電子パーツと最終回路図が届きました。改めてテスト回路を組まれ、データを取り最終の配線…

4×5YAKUSCAN最後の見直し中!

これが610様が試作された回路です。最終的にはこの半分ぐらいのサイズにはできそうなのですが、結局、コンバータが入ると大きくなってしまいます。 パノラマ化の大失敗を経て、再出発となった4×5YAKUSCANでしたが、出来上がってみると想像以上の仕上がりに我…

密封型4×5プロトタイプついに完成

極小の感度つまみを新たに製作しました。これでやっとバランスが整ったようです。ハッセルタイプと違ってシンプルな事この上なし。 これまで使っていた感度つまみは、市販の中でも小さい部類なのですが、今回は少し大きく見えてバランスが悪いようです。そこ…

待望のUV/IRフィルターが届いた。

ついにUV/IRフィルターが装着されました。しかし、内部のホコリを取って完全密封するのが以外に難しい! 五鈴精工硝子さんから想像を超えるサイズの段ボール箱が届きました。(写真1) これも割れやすい硝子素材を守る為なのでしょう。これが注文したオリジ…

量産型プロダクトイメージ

思いどおりのデザインも、外注にすれば可能になります。10年ぶりに3Dソフトをいじってみました。 今日は、簡単な3Dソフトを使って3時間。理想的な量産型のイメージを描いてみました。もちろん基本構造は現在の試作機とまったく同じなのですが、ご覧のように…

4×5YAKUSCANの現状

結晶塗装の黒とABSカバーのダークグレイの相性が今ひとつなので、このあとABSカバーも塗装する予定です。 ジュラルミンの外装部に結晶(ちぢみ)塗装が完了したので、ひとまず仮組してみました。開口部が随分小さくなって、ここに注文したUV/IRフィルターが…

冬の小さな彩り

MINOLTA AUTO BELLOWS MACRO 100mm f4(f5.6半)1200dpi 等倍画像はこちらhttp://www.flickr.com/photos/46505679@N04/12184427233/sizes/o/ 先日オーダーしたUV/IRフィルターは到着までに2週間かかるとのことで、4×5バックは着実にゆっくりと進めています。…

CCDクリーニングレス化?

密封型4×5バックの装着面とCCD開口窓の関係。CCDクリーニングが不要になるという画期的な計画です。 その後、普通に作っていれば4×5バックはとっくに出来ていた頃ですが、実は図面を整理しながら何だか物足りなさを感じて、YAKUSCANを再び作るのならそれなり…

YAKUSCANの次世代ギアユニット試作

次世代型のギアユニットができました。これで、F500製YAKUSCANの復活もあるかもしれません。 パノラマを試作してからというもの連続4回の色ズレは精神的にも疲れるものでした。そろそろ、先の見える確実なプロジェクトを考えたいものです。それで、とりあえ…

これが最後の実験!

新年あけまして、おめでとうございます。 写真1 S620のオリジナルに追加ギア1:2.5を取付けました。もうこれで、ギアユニットを作るのは通算4回目です。 年を越してしまいました。何をやっても駄目なので、そろそろ諦めようと思っているのですが、もしかした…

まだ、色ズレ原因が解けません。

製品のスキャン距離、A4長辺297mmを駆動させるのに、モーターのピニオンギアは300回転することが解りました。勿論、どんな追加ギアをつけても、ここは常に300回転することになります。製品の最終ギアは78歯で1ストローク12.5回転するので、おそらく975分割で…