ボディが完成


その後、CCDとファインダーの焦点が一致しましたので、ハッセルのフランジバック74.9mmのマウント取り付け位置が決定しました。やっとの思いで、ボディの製作を進めました。適当な材料がなかったので、結局テストボディと同じ6tのシナ合板で作ることにしました。極力コストをかけないで作ることが、私には重要です。形体は完全な箱形にしました。もっと肉抜きしてスリムにもできるのですが、後々、バッテリーを内蔵したいので、単3型充電池20本分で24Vのスペースを確保しています。ファインダーフードは645のものが欲しかったのですが、ハッセルのフードがなんとか入ることが解ったので、流用しました。画面上下のセンターにはこないのですが、目の位置を少し下げると問題なく覗けます。ボディカラーはハッセルのスペースカメラっぽく、アイボリーホワイトにしました。ちょっと単調だったので、エプソンさんに敬意を称して、EPSONのロゴを取り付けました。レンズは最も愛用している100mmF3.5 プラナーを付けてみました。

ミラーロック装置


とてもアナログなロック装置ですが確実です。下の金具のレバーを下げるとミラーが跳ね上がります。その下についているのがLEDの光量調整用の可変抵抗です。実はDC〜DCコンバータの回路的には2.8KΩがベストなのですが、手元には5KΩのものしかなくて、0〜10Vになってしまいます。以前、テスト中に可変抵抗が動いてしまい、3.6VマックスのLEDを焼き切ってしまいました。それで、その防止用にストッパーを付けています。

次の課題は外室用バッテリー


24Vバッテリーが家にありました。電動アシスト自転車のものです。実はこのモデルはもう生産を終了していて、別メーカーのセルを入手して自分で入れ替えたものです。とりあえずテスト撮影にはこれを3脚にぶら下げて使おうと考えています。

さあテスト撮影だ!しかし…

スキャナカメラ製作を進めながら、IR/UVカットフィルターのネット検索を続けています。今のところ、ライカ用の別メーカーのものや天体撮影用などでも8000円台の値段です。現在まだ入手は控えています。まだ諦めずにもっと安価なものを探すつもりです。それで、その間は赤かぶりを我慢してのテスト撮影になりそうです。とりあえず、FlickrのIDを取得しておきました。