2400dpi全面取込みの壁

屋久島は今日は雨模様なので、部屋で24bit 2400dpiの全面取込みに挑戦してみました。前回、CCDの部分アップを撮った時は気づかなかったのですが、やはりハッセルのレンズもここまでくると、回析現象があるようで、ハイライト部ににじみがでてしまいます。そこで、ミノルタのベローズ専用レンズ90mmf4に変えてみました。随分ましになりました。フレーミングが決まって、やっと全面取り込みです。ところが、こんなアラートが出ました。



実は、YouTubeの動画デビューのときに、調子に乗って紹介文にスペックとして、5.2Gigapixelと書いてしまった。64bitならともかく、24bitでできないとは思いませんでした。これは困った! とりあえず、どこまで取り込めるかやってみました。




今のところはここまでが限界か? 約1.3GB、これでベイヤー計算で2Gigapixelオーバーです。十分といえば十分なのですが、あと少しのところで全面取込めません。一応家のパソコンに外付け60ギガのHD(半分データ入り)にフォトショップの仮想記憶ディスクとしてあてがっているのですが、それでも無理のようです。おそらく、現行の新型パソコンのHDなら余裕でクリアというところでしょうか? HDも随分安くなっているので、いずれ調達しなければ・・・ この写真は拡大しても面白くないし、データが重くて取り扱いが大変なので(笑)、今回はスクリーンショットにしました。

前の記事で、raspyさんのコメントのフォローで解ってきたのですが、冷陰極蛍光ランプのスキャナーは自然光に対して三原色フィルターの青が濃く出る。つまりYかぶりの傾向があるようです。いろいろやってみて、エプソンドライバーのイメージ調整を使って50ぐらい青寄りに設定して取込むと、自然な色になるようです。また、この補正をしないで、アンダーに取込むと青の画像が黒くつぶれてしまって、レタッチ不能になります。それにしても、LEDタイプスキャナーは自然光に近い分光特性で電圧仕様も小さくて、スキャナーカメラを作るのには最適な機種ということになります。色々あるなかで、S-620を選んだraspyさんの選択眼に敬服です。


訂正:4億7000万画素はベイヤー計算を約5倍として2.1Gpixelと訂正させていただきました。