これSWC?
一見ハッセルSWCに見えますが、PCニッコール35mmf2.8が付いています。このレンズのイメージサークルはセミ判645をカバーします。これは4年程前に卓上フライスと旋盤をフル活用して製作したものです。その時の図面を公開しますので、見れば構造が解ると思います。作りたい人がいたらどうぞ参考にしてください。限られたレンズ光路の隙間に1番シャッターを組み込んでいます(図面に2番シャッターと書いているのは間違い)。ビオゴン38mmよりワイドな画角が欲しくて時間をかけて作りました。ボディ部はオリジナルのハッセルと同じデザインになっています。ファインダーにはセミ判アダプターを付けています。ホルダーも16コマの専用ホルダーを使用します。35mm判の許容錯乱円規格になっていますから、ブローニー判で使えば解像度も十分期待できることになります。さて、ここからスキャナカメラの話になります。前にもちょっと触れましたが、1号機(試作機)を作っている時からハッセルSWCビオゴンが使いたいと考えていました。しかし、ご存知のようにビオゴンはボディ一体型になっていて、1号機のスタイルのスキャナーカメラには取り付けできません。このレンズを使うためにはデジタルバックのスタイルにスキャナを組み込むしかないということになります。そこで問題になるのはハッセルのホルダー取り付け面からフィルム面までの寸法が約3.5mmしかないということです。この隙間にCCDを組み込むのは大変難しいことになります。図面上で作図してみるとF500のCCDは小さいのでなんとか無理すれば組み込みできますが、ここはせっかく入手したS620を是非使いたいと考えています。さてどうなるのか、今は解決策を思案中というところです。
自作ワイドカメラのバック部
これがオリジナルのSWC です。
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