最初の画像



その後、テスト撮影の結果CCDセンサーの位置は表面からおよそ1mmぐらいにあるようです。F500では1.6mmぐらいありましたが思いの他浅かったので、CCDの追加改造などせずに微調整でいけそうです。高倍率のルーペを使って精密にピント調整するのですが、それは後回しにして気になる画質を解決しなければなりません。下の写真は最初に保存した画像です。問題の多い画像ですが、製作過程の一部として公開します。前にも書きましたが、1号機では最初からすばらしい画像が現れてその後全く調整はせずに現在まで健在ですが、それはとても幸運だったようです。今回はそううまくは行きませんでした。まず、ハッセル取り付け位置が1mmほど右にズレてしまいました。CCD移動距離の計算を間違えていたようです。しかし、ハッセルのボディによるケラレが画面の内側に入っているので今回はこのままで行きます。これを直すにはCCDの初期位置を左に移動すれば良いのですが、もう限界まで左に寄せているので、前面パネルを作り直しすることになります。赤みを帯びた2本の線はどうやらCCDに付着したゴミのようですが、水平方向に一面ムラがでています。ノイズかもしれないと心配でしたが、狭い隙間からのシェーディング補正用照明が疑わしいので照明効率を向上させるために、まずLED基板をCCDに近づけて、センサー部のサイドに白いプラスチックの薄板を斜めに貼付けてCCDの真上を照らすように加工しました(写真)。これで再度撮影したのが次の写真です。ムラは取れてスッキリしました。結果ノイズではなかったので一安心です。この撮影の照明はいつもの冷陰極管のビュアーですが、F500とは色傾向が違っています。S620の特性なのでしょうか? なお、気になる縦横比はおおむね合っているようです。また、感度もF500より高いように感じます。しかし、目一杯拡大してみると残念ながら色ズレがあります。これが駆動系の誤差なのか、これから本格的にテストしていきます。次は精密にピントを出して、風景など色々テストしてみることにします。また、動いた状態のギアユニットを改めて観察すると最終ギアに僅かな蛇行が見られます。これも改善したいので、新たにギアを検索中です。それから一つ困った事があります。今、テスト撮影はMac PowerBook G4を使っているのでとても遅いのです。Windowsノートにすれば早くなるのは解っていますが、新旧のエプソンドライバーを両方使うことができません。どちらかを選んでインストールしなければならないので専用機になってしまいます。いずれ撮り比べしたいのですが、その時は2台のノートが必要ということです。これは不便です。なんとかならないものでしょうか?





The first image.

これが最初に保存した画像です。ちょっと心配しました。1200dpiで撮影




Improvement of shading lighting.

白いプラスティック薄板はF500の冷陰極管についていた反射板です。



The image has improved it.

まだ発色が不自然ですがムラは取れました。また、今回はあえて全画面掲載しましたが、今後の作例はエプソンドライバーでトリミング範囲を内側に指定して、左右はブローニー判の56mmにして上下はフルサイズで掲載します。






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