ギア比誤差0は?




Factory mark

背景の海はもっと色ズレが激しいと思いましたが、意外に目立ちません。







ギアユニットの再構築が終了しました。一応?順調です。色ズレは随分解消したようです。分解しては調整し、また分解というように何回も繰り返して、なんとか満足のゆく状態になりました。しかし、分解が面倒でその都度大量のビスを外すのは大変なので、もっと分解し易く作ればよかったと反省です。さて、その成果を撮影してみました。前に解像度テストで撮影した工場跡に行ってきました。ハッセルプラナー80mm f2.8使用。しかし、なかなかうまく行きません。感度が高すぎて最終絞り(f22)にしても、まだ明る過ぎたので、NDフィルター(-2)を使ってやっと適正になりました。これは、おそらくデフューザーの目的でシェーディング補正用LEDに2mmの乳白アクリル板を付けたのですが、これが原因でLEDの光量が不足したのが原因と思われます。もっと効率よくライトがCCDに届くように調整が必要なようです。また、上の写真の左側に縦に色ズレが出ていますがこれは振動が原因と思われます。風が強かったのでやむなく動きの無い風景2点で撮影を終了しました。色ズレはかなり解消できているのは確認できます。なめらかに駆動しているようです。しかし、予告していた完璧なギアレシオの件ですが、ちょっと恥ずかしい結果に終わりました。計算上は完璧なはずだったのですが、合っていません。まだ誤差が残っています。不思議に思い前の計算をもう一度やってみましたが、計算は正確でした。そこで、真円の図形を撮影した測定用の画像を見直してみて原因が解りました。フォトショップの画面をかなり拡大した状態で目もりを読んだ時にサイズを間違えたようです。なんということでしょう! 特注までしたギアも無駄になりました。したがって偶然に発見したはずの誤差0のギア比は幻となってしまいました。くやしい!!まあ、ギア比の誤差は残っていますが、ギア精度もあって駆動ムラが少なく色ズレが解消したようなので、しばらくはこれでいろいろ撮ってみます。なお、自分としてはまだ納得できないので、再度、現在のギア比を計算してみました。しかし残念ながら、何度計算しても今回は偶然の一致はなく、どうしても端数が出てしまいます。はす歯ギアの位相調整という方法もあるのですが、これ以上の出費は大変なので、近似値の歯数で我慢することにします。誤差0.5%以内が目標です。試しにこの歯数のギアをネット検索にかけたら、模型用の市販ギアがヒットしたので、早速注文しました。もう一度噛み合せ調整をすることになりますが、身から出た錆ですね!それにしても私の2号機はなかなか完成が遠いです。







Factory mark 2

ハッセルプラナー80mmも最終絞りでパンフォーカスになっています。おそらく少し回折も出ているかもしれません。後で気づいたのですが画面左隅中央にある発砲スチロールのハイライト部が高照度に耐えられずに黄色に反転しています。これがS620の最大の欠点です。また、単色の横線は付着したゴミの仕業です。CCDがむき出しなので、外でカメラを交換すると入ってしまいます。ダスト対策も今後の課題になりそうです。






写真の見方について:ここに掲載の写真ではスキャナカメラの実力が伝わりませんので、写真をクリックしてください。Flickrに飛んだら、写真左上のActionsの中からView all sizesを選ぶと各サイズの写真が見られます。一番右側のOriginalが最大サイズです。しかし、残念ながらサイズ制限があるので、実際の画像サイズまでは掲載できません。

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