CCDの蘇生手術





Beginning planing of socket holder

ルーペを覗きながらのフライス作業。目が痛くなります。







この前、ちょっとした油断で制御基板をだめにしてしまいましたが、そこから同じ規格のチップコンデンサが取れるので、最初に失敗したCCDの蘇生を試みました。まずはソケットを横向きにするためのホルダーを作ります。5tの黒アクリル板からフライスで掘り出しました。(写真) 前回も似たようなものを作っています。そして、チップコンデンサを付けるのですが、とても小さくて苦労しました。なんとか付いたようなので、エポキシで固めて、今回は鉄板のカバーを最初から組み込みます。それで、二つのケミコンは基板の裏に取付けその部分には鉄板に穴をあけて裏側に出します。また、LED用の電源ソケットは固定せず配線で外に出しました。そして、ちょっと考えがあって、データ通信用ソケットは少し左にずらして取付けました。ここまでなんだかんだ3日を要しています。(写真) さて、ここまでやってもチップコンデンサを同じ規格にしただけで蘇生するとは限りません。また、制御基板を壊す恐れもありましたが、ここは勇気もって断行します。今の正常なCCDを取り外して、このCCDを仮止めして、恐る恐る電源投入しました???。 結果、無事に動きました正常です。やった!!生き返りました。最初から鉄板が付いているのでノイズもありません。結局1mm立方にもみたないチップコンデンサが不具合の犯人だったことになります。これ一つのためにS620の2台目になってしまった訳です。恐るべきチップコンデンサ!です。さて、これで予備のCCDが揃いました。これで3号機を作るか、2号機に手を入れるか、使えないSWCの救済を考えたいと思います。そのためにはこれまで以上の工作精度が必要です。それで実測をしてみました。ハッセルのホルダーに現像済みのフィルムを装填して、マイクロメータで計測です。(写真) 以前はノギスで計ったのですが、ほぼ3.5mmになっています。ここまでは図面通りです。次にCCD基板にある受光部ユニットの高さを計測します。(写真)約2.6mmと出ました。マイクロメータは計測の度に誤差が出るので3回計測した平均値を出します。これは以前ノギスで計ったら少し計測誤差があったようですので図面を修正する必要があります。写真はありませんが、2号機のボディ取付け面からCCDユニットのガラス面までを計りました。約2.42mmです。3.5ー2.42=1.08mmとなりました。 CCDユニットのガラス表面からCCDまでの寸法が1mmではなく1.08mmという事です。これはスキャナカメラを作っている方には知りたかった寸法でしょう。どうぞご利用ください。ただし当然ですが、いくらかの計測誤差はありますので、精度を保証するものではありません。図面を起こす時の目安にしてください。さて、2号機のフレームのサイズはCCD基板の上と下に1mmづつのクリアランスしかありません。この隙間にCCD傾斜機構がはたして入るのでしょうか?出来なければ3号機しかありません。今、頭のなかでいろいろ構想しています。






Reviving CCD

前のものよりコンパクトになりました。



Processing of back of CCD

穴からケミコンが見えています。鉄板カバーは最初から取り付けました。




New, flat CCD

NEW フラットCCD! 前は2段構造にしていましたが、今回はもっと薄くしています。





Measurement of holder

ホルダーを計測する時は必ずフィルムを入れてください。



Height measurement of CCD unit

ノギスでは誤差がありました。今回のプランでは計測が重要です。

















Google translate English)

http://translate.google.com/translate?hl=en&ie=UTF-8&sl=ja&tl=en&u=http://d.hatena.ne.jp/YAKU/&prev=_t&rurl=translate.google.com&twu=1