アオリの威力





Power of tilt

FUJINON W 125mm f5.6(開放) 1200dpi 800dpi相当にリサイズ





FUJINON W 125mm f5.6

袋ジャバラを取付けていますが、125mmの余裕があるので、ワイド用セッティングの後のLアームを180度戻して前のLアームと対向にしたので、スキャナバックは正常に取付け出来ました。









今日はテクニカルビューを持ってこの前の森に行ってきました。朝からどのレンズを付けるか考えていましたが、長い間11×14インチのカメラを使っていたので、このカメラ用のレンズはすぐに使えるように保管していますが、47mm、65mm、90mmなど4×5のワイド系レンズは、ほとんどワイド専用カメラに付けているので、取り外すのも面倒です。奥にしまい込んだレンズをあれこれ探していたら、ほとんど使ったことのないフジノンW125mm f5.6というレンズが出てきました。比較的新しい設計のようなので、これをリンホフボードに取り付けて、やっと外出した時にはもう午後2時を過ぎてしまいました。時間もないので、まずは、前回と同じところをフレーミングします。前はハッセルの80mmで撮っていますが、今回は125mmなのでかなり下がって三脚を据えました。水準器でカメラを水平に保持して、次に上下フレーミングをフロントフォールで調整します。フレーミングが決まったら、ここからピンを出します。80mm と比較すると深度はかなり浅いので、パンフォーカスになるか心配でしたが、そこはアオリのすごいところで、ほんの僅か一目盛り、およそ1度の傾斜で、ほぼパンフォーカスになりました。そこでスキャナバックを取付けます。きょうは少し曇りがちなので、開放5.6でもかなり暗くなります。LED用可変抵抗を目一杯にして、ぎりぎりの露出になりました。(上の写真) 前回の写真と比べるとアオリの威力が解ると思います。深度を稼ぐための使用なら傾斜角度はごく僅かなので、逆アオリなどを考えなければ前面チルトで充分です。次にミノルタマクロ100mmに変えてテストしようと思いましたが、日が傾いてかなり暗くなったので、やむなく森の中での撮影はここで終了しました。しかし、この条件ならミノルタマクロ100mmでも同じような撮影は充分可能でしょう。帰り道で海岸を走っていたら、低い西日に照らされた砂浜と岩が続き、遠くには薩摩硫黄島に噴煙が見えていて、なかなかシュールな場面に遭遇したので、35mmウルトラワイドを持ち出してきょう最後の撮影です。(写真下)









Sands with rock

最初は1200dpiで撮ってみましたが、波打ち際の色ズレが気になったので、露出時間短縮の600dpiで撮影しました。PC-NIKKOR 35mm f2.8 (f8) 600dpi


















写真の見方について:ここに掲載の写真ではスキャナカメラの実力が伝わりませんので、写真をクリックしてください。Flickrに飛んだら、写真左上のActionsの中からView all sizesを選ぶと各サイズの写真が見られます。一番右側のOriginalが最大サイズです。しかし、残念ながらサイズ制限があるので、実際の画像サイズまでは掲載できません。

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