YAKUSCAN SECOND LOT






Strengthening of stage material
現在、YAKUSCANセカンドロットの仮組検討の状態です。CCDの乗る駆動ステージの材質を強化しました。








アサヒカメラ10月号が発売されました。総力特集「1億画素時代の夢」の巻頭6ページに掲載されています。興味の有る方は本屋さんで、探して見てください。屋久島は度々の台風接近の影響で、長い間荒れ模様です。しかし、おかげで涼しくなったのでセカンドロットの製作を始めました。本音としては、まったくの新型開発プランもあるのですが、現在のところ開発費の目処がつかないので、もうしばらくは初期型YAKUSCANの生産を継続するつもりです。先日、やっと入手したリニアガイドのレールは超硬度ステンレス製なので、グラインダー型のカッターを使用して加熱変形に注意しながら所定の寸法にカットしました。炭素含有量が多い素材のため火花がもの凄い勢いで発生しました。その後、カット面のエッジもヤスリが立たないのでダイヤモンドコーティングのグラインダーで仕上げています。これで、ひとまずリニアガイド5台分のセットが揃いました。(写真1) 次に、手の抜けない心臓部となるモーターのギアユニットの製作です。基本的には1号機と同じ構造ですが、精度向上の為にギア軸の加工には工夫を凝らしています。(写真2) この後、特製ギアを載せると完成ですが、このまま放置すると、真鍮素材もすぐに腐食するので、ギア軸にはグリースが塗ってあります。ここまで加工したところで、YAKUSCANセカンドロットでは、再度、寸法や強度の見直しをしています。そのため一気に複数台の製作をする前に、材質などを再検討しながら1台を仮組み確認したうえで、量産にかかろうと考えています。現在のところ駆動ステージが初期ロットでは、1t硬質アルミ板を使用していましたが、これをベースボードと同じ1.5tのA2017ジュラルミン板に変更しました。これによって強度は約2倍になり剛性も増してピント精度の安定が期待できます。(写真上)また、寸法の確定している5台分の真鍮スペーサーを旋盤加工しました。(写真3) さて、セカンドロットも始まったばかりです。欧米では私のような極少数生産を行う個人的生産工場をマイクロファクトリーと言うそうですが、屋久島発のマイクロファクトリーYAKUSCANも今後ともがんばってまいります。






写真1
The completion of rail cutting
レールを所定の寸法に切断しました。とりあえずこれで5台分が揃いました。




写真2
Gear unit base
画面右がオリジナルで、その他が新規のモーターのギアユニットのベースです。




写真3
The parts of lathe processing
真鍮スペーサーも既に5台分の旋盤加工が終了しました。残るは前面パネルを固定する4本の支柱ですが、まだ寸法が確定していません。
















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