大物登場!
ただいま研究中のスキャナです。本体重量22kgの大物。動かしてみるとA4型とは違ってスキャンニングの動きは大変複雑になっています。稼働部は2つあって冷陰極管の照明部とミラー部がセパレートになっています。最初に照明部が動きミラー部はそれを追いかけるのですが、等間隔ではなく微妙に距離を変えながら付いて行く感じです。この場合レンズとCCDは底部に半固定になっていて、ミラーを返して像を投射しているようです。また、検出方法がどうなっているのか不明ですが、オートフォーカス機能も付いていて、おそらくレンズを駆動させているようです。分解作業に入る前に、取込み時間の計測をしてみました。USB接続で、800dpi(13759×9759ピクセル)モードがWindowsで約7分かかりました。これはA4の1200dpiに相当しますが、駆動距離が長いのでA4のようには行きません。SCSIやIEEE1394で接続すると早くなるようなので、新たにIEEE1394のケーブルを入手しましたが、これはMac専用で残念ながらWindowsは非対応でした。我が家のMacG4はマザーボードのATAが駄目になっているので、IEEE1394で外付けHDにしているのですが、そのためにポートが使えません。やむなく旧型のMacG3で測定しましたが、それでもUSBよりIEEE1394がかなり早くなるので、そろそろ新しいMacを導入したいところです。さて、A3大型スキャナのカメラ化は次のテーマとしてはとても刺激的で面白い挑戦です。どうなることやら予想がつきませんが、じっくり時間をかけて楽しみながらその行程を進めていきたいと思います。少なくとも大型CCDの採用によってこれまで問題になっていたレンズの解像度の制約は相当程度緩和できることが、最大のメリットになるのです。
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