色ズレの原因がやっと判明。





私は長い間、スキャナカメラの画像周辺部に現れる色ズレがずっと気になっていました。しかし、その原因がスキャナシステムにあるのか、別なところにあるのか、なかなか解明できませんでした。ところが最近、ネットでいろいろなキーワードを打ち込んで検索していたら、「倍率色収差」という用語を発見したのです。あまり聞き慣れない用語ですが、フィルム時代には影響が少ない収差だったようで、どうやらデジタルカメラ時代になって無視できない収差として着目された用語のようです。そして、その解説を見てみると、※光は色によって波長が異なり、波長の長さの違いは、画像の周辺部で像の大きさの違いとなって現れる現象ということです。言葉だけでは理解が難しいと思いますので図にしてみました。(図1)これはまさに超高解像度のスキャナカメラだからこそ目立つ現象となる訳です。おまけにそれを修正できるRAW現像ソフトも既に存在していました。私はこれまでRAW現像の経験がなく、不覚にもこのことを知らなかったのです。そして、このソフトで奇麗に補正できるのなら、この際、試してみなければなりません。SILKYPIXというRAW現像ソフトに無料体験版を見つけたのですが、私のMacはCPUが1ギガに満たないもので、指定の環境では私のWindowsノートでぎりぎり使える事が分かりました。いずれ近いうちにテストしてみたいと思います。どちらにしても倍率色収差というレンズの収差が色ズレの原因であることが判明した事で、入射角度を緩和する角度制御という方法は、原理的に考えても倍率色収差の解消が期待できると言えるのではないでしょうか?大いに期待です。




chromatic aberration of magnification
図1 これが倍率色収差の概念図です。レンズ境界面及びレンズ内屈折などは省略しました。私の観察どおりRは膨らみBは縮むようです。




参考になった記事
http://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/capturenx2/guide14_1.htm
http://blogs.yahoo.co.jp/cam_farm/17448408.html こちらのブログの図を参考にさせていただきました。
http://aska-sg.net/shikumi/015-20051019.html
http://silkypix.exblog.jp/10967579/ 
※この解説はニコンHPより引用しました。

















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