小さな大判カメラ


The world's smallest Deardorff 1



やや矛盾するタイトルですが、年末ですので、少しゆる〜いネタをご紹介します。写真を見て下さい。このカメラをご存知ですか?ディアドルフスタイルの見慣れない大判カメラです。しかし、このカメラを折り畳んで、GITZOのG1570Gという大型雲台に乗せてみました。(最後の写真)目の錯覚ではありません。もうお解りですね!これはその昔、私が遊び半分で作った。世界最小の大判カメラなのです。小さなノブを回せば、もちろん繰り出してピント調整もできます。アオリだってできます。そして、レンズボードにはちゃんとレンズも付いています。バルブだけですが、シャッターも付いているので撮影しようと思えばちゃんと撮れるのです。当時、このカメラは日本カメラ博物館にもしばらく展示されました。私のお気に入りとして、今でも大切に保管しています。さて、こんな非実用的なカメラを作ることに何の意味があるのか?と問われたら、私は返答に困ってしまうのですが、デザイナーという人種は時々意味なんか考えないで、夢中になってとことんこだわるのです。それが、仕事の息抜きになっていたりするのですが、そんな意味のないことでも、後に、仕事に還元することも度々ありました。このような私の性分は今でも変わらないような気がします。しかし、実際には、このカメラは小さくて大判は撮れません。そこで、私は気づいたのです。YAKUSCANなら小さな筐体でも、大判並みの画像が撮れるという点では、まさに本物の「小さな大判カメラ」と言えるのではないでしょうか?



The world's smallest Deardorff 2



























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The world's smallest Deardorff 3
大判用の雲台に乗った、小さな大判カメラです。この通りちゃんと折り畳みもできます。