究極のLED基板



PWM circuit completion for YAKUSCAN
ついに出来た!YAKUSCANのためのPWM回路が完成しました。サイズは従来のものとほとんど変わりません。




その後、USのWilliamさんから有力な情報がありました。スキャナの1ライン取込み時間が5m秒ということで、5m秒の10倍程度のPWM周波数にすれば、シェーディングに反応するということです。5ms×10=2000Hzということで、2kHz以上の周波数にすれば問題ないことが解りました。これで一安心です。たまたま入手した市販のPWM基板が偶然にも2kHzだったので、実写テストでも問題が出なかったのでしょう。そう言えば!と思い出してバックナンバーを調べてみると、ありました。http://d.hatena.ne.jp/YAKU/20101017/1287316879 これは、蛍光灯照明やフリッカーについて私が書いたものですが、コメント欄にいちのせさんの詳しい解説がありました。確かにスキャナの取込み時間は1ライン5〜15msで間違いないようです。今回のケースでもこの時の解釈が適応できる訳ですね! これによって、周波数の懸念は解消されました。そこで、最終的な基板の部品レイアウトを考えて、前回入手した、特殊ユニバーサル基板に組み込んだものが、上の写真です。考えていたよりも随分とコンパクトになりました。基板の組み立ては、作る人によって個性が出るところが面白いのですが、私は電気のことはまるで素人なので、いつも電解コンデンサの存在が見苦しいと思っていました。他の部品と違って、背が高く異様に大きくなるからです。そこで、今回は電解コンデンサの代わりに積層セラミックコンデンサに変えてみました。(写真1) しかし、このコンデンサは以外に割高で、1個の単価でメイン素子となるC-MOS 555が、なんと7個も買えてしまうほど贅沢なものです。とは言っても、たかだか150円ですので、コンパクト且つスマートになるのなら、私にとっては安いものです。そして、対向側についている濃い緑色の部品が重要な発信用のコンデンサです。ここの数値によって周波数が決定されるのですが、この周波数が低いほど最低光量が下がります。とりあえず今回は、0.0047μF(約17kHz)と0.01μF(約10kHz)の2種類の基板を作ってみました。勿論、ここは差し替えもできるので、今後の実写テストで、光量不足エラーを起こさず、より最高感度の出るものを最終的に決定する予定です。さて、出来上がった基板がどのぐらいのサイズかというと、市販のPWM基板と比べてもかなり小さくなりました。(写真2) 何事でもそうなのですが、根本から見直しをすることは、試行錯誤を伴い簡単にはいかないものです。今回も随分と時間がかりましたが、諦めさえしなければいつかは叶うものです。従来型とは次元の違うこの基板を見ていると、まるで私の夢が詰まった宝石のように見えてきて、嬉しくなります。私のわがままで、610様には大変ご苦労をおかけしました。改めて感謝いたします。



I chose a characteristic good ceramic condenser
写真1 電解コンデンサは背丈が高くなるので、代わりに積層セラミックを選びました。



It became so small
写真2 610さんのテスト基板や市販のPWM基板とのサイズ比較です。かなり小さくなりました。





























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