PWM基板が乗った4×5YAKUSCAN


The drive table which became simple by new wiring
これは配線前の状態ではありません。筐体内配線の見直しによって、駆動ステージの上は別物のようにすっきりしました。




完成したPWM基板をYAKUSCANに乗せるのですが、この際、筐体内の配線も新たに見直しました。これまでは、LED駆動回路用の電源をCCD基板からとっていました。これは、製品状態の配線をそのまま踏襲した結果だったのですが、現在のスキャナカメラの構造では、合理的な配線とは言えないのです。なぜなら、駆動ステージに乗っているCCD基板から、電源ケーブルを引きずって動かしていたからです。これは見た目も良くないし、耐久性の点で問題が残ります。そこで、駆動テーブルの上にあった消灯用マイクロスイッチを、フレーム側に固定して、LED駆動回路用の電源はメイン基板から供給するように変更したのです。すると、たったこれでけのことで、これまで配線が煩わしかった駆動ステージの上は、見違えるほどすっきりしました。(写真上)なぜ、もっと前に気づかなかったのでしょう。固定概念や習慣とは恐ろしいものですね! 今回は試作機なのでこのまま進めますが、製品になった場合は駆動テーブルの設計変更も必要になるでしょう。さて、まずは、17kHzのPWM基板を取付けて、室内実写テストから始めます。感度調整用の可変抵抗は従来と同じ10kΩを使っているのですが、これまでとは違って、驚くほど調光幅(調整幅)が広がっています。可変抵抗の稼動範囲をフルに使っている感じです。いかにも610様の基板設計の優秀さが伝わります。次に、外付け可変抵抗のつまみを左に回しながらプレスキャンを繰り返し、LEDの光量を序所に絞っていきます。すると、可変抵抗のつまみが回り切る前に、光量不足エラーが出てしまいました。これは意外でした。なぜなら、目視ではかなり明るく見えるからです。もしかしたら、PWMの発光効率が良いのでそう見えるのかもしれません。しかし、それでもエラーが出るということは、最低光量をもっと明るくしなければならないようです。そして、明るくする為には、周波数をもっと高くするということです。そこで、発信用コンデンサを0.001μFに差し替えました。これで、周波数は一気に100kHzほどになった訳です。そこで、2度目の実写テストをしてみると、可変抵抗のつまみを左に回し切る直前で、光量不足エラーが出ました。周波数はこれでちょうど良いでしょう。最終の微調整は、外付け可変抵抗の端子にさらに1kΩ程度の半固定抵抗を取付けて行います。これによって、製品個体ごとの光量不足エラー防止のセッティングが可能となる訳です。これですべてのセッティングが完了しました、そして、筐体内配線はフレームの裏側にすべてが集約されました。(写真下)これで、今後のメンテナンスはかなり楽になりそうです。いろいろと時間がかかりましたが、思い残すことなく隅々まで見直しを終えて、4×5YAKUSCANもついに完成です。さて、テストするにはもってこいの季節となりました。これから時間をかけて、本格的な実写テストをしたいと思います。ご期待ください。




I reformed wiring completely
ほとんどの配線がフレームの裏側に集約しました。これでメンテナンスが便利になります。





























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