コンパクト その3


Surface polishing
アルミ系の研磨は手が真っ黒になるのが困ったものです。あまりにも酷いのでとうとうゴム手袋を新調しました。反射板のところ、もう少し研ぎ出しが必要のようですね!




その後、ハッセル用の取付け金具類の加工も終了し、その他の細かい部品もすべて完成しました。そして、次は配線の予定だったのですが、思い直して、ひとまずボディ外装の研磨作業に切り替えました。なぜなら、小型機がゆえに、配線がタイトになることが予想されるからです。その前にボディの表面処理を済ませておきたかったのです。しかし、今回は塗装ではなく、4×5量産のテストを兼ねて、硬質アルマイト処理を外注してみようと考えています。この続きはアルマイト処理が終るまでしばらくお待ちください。

後日、1000番までの研磨が終了したので、アルマイト業者を検索してみると、何社かのHPを見つけて、問い合わせてみました。最初は東京下町の業者です。ところが、いつも私が使っているA2017という素材はアルマイトの相性が悪いとのこと、あまりA2017を処理した経験がないようです。また、私の希望は硬質アルマイトなのですが、通常の硫酸皮膜アルマイトだけしか扱っていないとのこと。さらに、処理液槽に素材を沈める際に、針金で素材を吊るし、同時にその針金を通して素材に電流を流すために、素材には針金を通す貫通穴が必要なのです。今回の依頼品は、上下のパネルとバックパネルにはビス止め用の2mm径の穴だけなのです。ところが「2mm径では穴が小さ過ぎて、うちでは出来きません」と、東京下町の業者にはとうとう断られてしまいました。そこで、次は大阪の業者に穴のことを尋ねてみると、「それは単に設備の問題で、細い針金を持っていないだけです。うちでは2mm径でも問題ありません。」と穴に関してはあっさりとクリアしました。続けて硬質アルマイトについて尋ねてみると、通常アルマイトの2倍の硬度と耐食性、耐摩耗性に優れた硬質アルマイトも扱っていて、かなり自信があるようです。そこで、とりあえず見積もってもらいましたが、私の予想を超える価格でした。通常のアルマイトより1万円も余計にかかるのです。私はしばらく考えた末に、ここは思い切って、お願いすることにしました。この機会にぜひとも硬質アルマイトがどの程度強いのか、試してみたかったのです。個人オーダーで、しかも、ロットはたったの1点ということで、何かと後回しになるようです。せいぜい気長に待つことにしましょう。それにしても厳しい出費です。泣)




























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