コンパクト その完結。


Connection image
屋外では電源パックが欲しいと思うでしょ! デシタルバックというよりはデジタルキューブと呼びたくなるようなスタイルになりました。




いよいよ、今回のプロジェクトの最終編です。私は小型化の設計段階で、ただ小さくしても単体では意味がないと考えていました。そうです!上の写真でお解りですね!電源パックも同時に設計していたのです。私の所有するYAKUSCANの中で、唯一バッテリ−を内蔵するのはコマーシャルモデルだけなのですが、屋外に於いての使い勝手の良さは他の機種を圧倒しています。単に外付け電源を繋ぐだけの手間と、考える人もいると思いますが、ノートとカメラと本体と、それに加えて電源も携行し、いちいち接続するのは大変煩わしいものなのです。その意味で、電源内蔵化や電源パック化を考えることは、大変有意義なことだと考えています。さて、この電源パックの製作にあたっては、本体と同じサイズに入る電源を探すことから始めました。いろいろ当たって、ヤフオクで見つけたのが、中国製の12V4800mAのバッテリーでした。私が、以前入手した中国製のバッテリーと同じメーカーのようですが、その後改良され、プラ容器に納められたものです。そして、オプションとして過放電警報回路も付いてきました。これはありがたい装置です。次に、12Vを24Vに昇圧するためにDC/DCコンバータが必要なのですが、それは以前紹介したもの(http://d.hatena.ne.jp/YAKU/20130813/1376405692)と同じものを使っています。(写真1) そして、本体の裏側には既にオスの接点が加工されています。これは壊れた携帯テレビに付いていたテンション付きの接点です。実は「仕込み」とはこのことだったのです。(写真2)先日紹介した自作の接点はそこに合わせて作っています。これによって、ビス2本で取付けるだけで、本体に電源を送ることが出来るようになっているのです。結果、電源パック部分の厚みは29mmに納めることができました。早速、ハッセルに取付けてみましょう。(写真3) 今回は小型化というテーマを優先したので、残念ながらハッセルとのデザインマッチングは今ひとつというところです。もう少し、余裕があればRを取り入れて相性の良い物になったのですが、仕方ないですね! 最後に電源を入れてみました。(写真4) 上の青ランプは電源ON、下の青ランプは点灯で正常電圧。少し消耗するとこれが点滅します。そして、もっと消耗すると、ひとつ下に付いている赤のランプが点灯し、さらに厳しくなると点滅に変わり、同時に内蔵ブザーが鳴って放電の限界を知らせてくれます。これで、安心して撮影に専念できますね! さて、私の提案するYAKUSCANの新たなフラッグシップモデルは、室内では単体で、屋外では電源パックと使い分けるものだったのです。いかがでしょうか? このプロジェクトは今回で最後になりますが、改めて単品生産の楽しさを思い出した次第です。あ〜面白かった!




The inside of the power supply pack
写真1 バッテリーがジャストフィット! 右側の赤いパネルには苦労して作った自作の接点が付いています。


The power supply connection point of contactjpg
写真2 テンション付きの電源用接点は本体の裏側にこっそりと付けていたのです。


Wearing to a camera
写真3 角がRなハッセルとのデザインマッチングがいまいちなのですが、これはこれで良しとしましょう。


The use situation
写真4 過放電警報装置は大変助かります。残量を気にしないで撮影に専念できるでしょう。


































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