スキャナレンズの性能

Universal mount camera and compact YAKUSCAN
なかなかハマってると思いませんか? まるで、この為に生まれてきたかのようなフィット感です。



ハッセルとのデザインマッチングがいまいちだったコンパクトYAKUSCANでしたが、ぴったりのボディを発見。私の作った例の特性ボディにはぴったりだったのです。このカメラはライカM、ニコンF、ペンタ645、ハッセルV、ペンタ6×7、リンホフボードおよび大判レンズなどが、自由に選べるボディなのですが、なんとも呼称しにくいので、今後はUMC(Universal mount camera)と呼ぶことにします。これを使って早く屋外風景のテストでもしたいところですが、屋久島はあいにくの荒れ模様で外には出られません。ということで、部屋で何か撮ってみようと探していたら、スキャナレンズが大量に出て来ました。私はそれを見てa-haときて、ライカMマウントのボディキャップにスキャナレンズを取付けました。(写真1)それをライカMマウントリンホフボードに取付けて、UMCボディに装着すると、まったくケラレることもなく、このレンズを試すことが出来るという寸法です。(写真2)さて、この際、手抜きして、被写体もついでにスキャナレンズにしてみましょう。(写真3)かなりシャープに解像していますね! しかし、良く見ると、画面左右になんだか見覚えのあるスペクトル状の赤かぶり。これはまさしくビオゴンの時と(http://d.hatena.ne.jp/YAKU/20100921/1285076356)まったく同じ現象が出てしまいました。残念ながらコンパクト機はここまで、通常のスキャナカメラではどうにもならないのです。そうです。こんな時の為の角度制御機ですね! ただ、スキャナレンズの焦点距離はマウント実測で約27mm(正確な焦点距離は不明)で、ビオゴンを遥かに上回るウルトラワイドということは、現在の最大角約30°の傾斜で、画角をカバーできるでしょうか? とりあえず半信半疑のまま角度制御機で撮ってみると、(写真4) お見事! 色かぶりも消え、四隅も明るくなりました。効果は絶大です。どうやら30°でも問題なし。角度制御は接写時でも有効だということですね! 当然このセットで無限遠もいけるので、今度はウルトラワイドな遠景も撮ってみたいと思います。お楽しみに!



Leica M of the scanner lens
写真1 ただ接着剤で付けただけの、シンプルこの上ないレンズです。



I put on a scanner lens
写真2 見た目はちょっと安っぽいレンズに見えるけど、その実力はいかに?



Limit of the incidence angle
写真3 これを見ても、今は落胆しません。私には角度制御機という強い味方がいるからです。コンパクト 1200dpi



Close-up photography with the angle control machine
写真4 絞りこそ付いていませんが、このシャープさはただ者ではない。驚くべき性能です。角度制御機 1200dpi

等倍画像はこちらhttps://www.flickr.com/photos/46505679@N04/14318132820/sizes/o/in/photostream/



angle control machine and scanner lens
何度もの失敗を経て、開発には足掛け2年も要した角度制御機なのですが、考えてみれば、ビオゴン専用にしておくのは勿体ない! この際、UMCに合わせて Angle control YAKUSCAN と呼んで、もっと活用してあげよう! 角度制御は硬いので、単純にFlickrで使っている英名にしただけです。笑)



































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