スキャナレンズのフランジ製作
写真1 性能の高さに期待して、レンズフランジを製作してみました。
前回のテストでご覧のように、F500スキャナレンズの性能は想像以上のものでした。そこで、接着剤の仮止めから、この際、旋盤を回してレンズのフランジを製作してみました。(写真1)これによって、取付け精度が向上し、さらに、中央のビスを緩めるとピントの微調整(無限遠出し)もできます。さて、完成したフランジにスキャナレンズを取付け、(写真2)次にそれをボディキャップにビス3本で取付けると完成します。(写真3)以前、私がスキャナレンズをレポートした時にも触れましたが、実はF500のスキャナレンズには、明らかに設計の異なる2種類のレンズが存在します。(写真4)おそらく生産の途中でモデルチェンジしたものと思われますが、私はいつも無意識に分解してしまったので、今となっては残念ながら、どちらが新旧なのかが不明です。ただ、今回のフランジ製作によって、撮影途中でもビスを緩めるだけで、レンズが簡単に交換できるようになりました。いずれ、この2つのレンズの特性を調べてみたいものです。
写真2 レンズユニットの外径は14mmなので、フランジのクリアランスを0.1mmとしました。
写真3 中央のビスでレンズをロックし、緩めるとピントの微調整やレンズの交換ができます。
写真4 左右のグループがレンズの違いです。前玉口径の大きな右のタイプは数か少ないようです。
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