4×5YAKUSCANのピント調整



AERO-EKTAR f2.5 7inch
このレンズは格安のジャンクで入手したのですが、こんなところで役立つとは驚きです。放射線なんてまったく気になりませんよ!




4×5YAKUSCANは外装の問題がまだ残されているのですが、4×5バックとしての実用性もいろいろテストしています。しかし、時々ピントが甘いと感じていました。その原因として考えられるのは、大判レンズの開放値が暗い事にあると考えています。ピント合わせはレンズが明るくて、深度が浅いほどやり易いのはみなさんもご存知と思います。ところが大判レンズの開放でf5.6ともなると、以外に深度は深いのです。そうなるとピントの山は曖昧になって、正確にピントを調整するのが難しくなるのです。そこで、手持ちのレンズを探してみたら、AERO-EKTAR f2.5 7in 178mm を見つけました。このレンズは軍用の偵察機に搭載されたもので、空撮に適した遠距離で解像するように設計されたものです。また、このレンズは後群にトリウムガラスが使われているために、放射線を出すレンズとしても有名です。一時期、私はGraflex Super Dというフォーカルシャッター付きの4×5一眼を入手したので、そのカメラにこのレンズを取付けて色々撮っていました。このレンズにはシャッターが付いていないので、当時はスピグラに付けている方も多かったのではないでしょうか? さて、このレンズをホースマンに装着してピント調整をしてみると、開放がf2.5と明るい事と、178mmの長焦点なのでピントはとても見やすく、これまでの調整が狂っていることが判明しました。そこで、もう一度厳密に調整したのです。その後、いろいろと被写体を変えて、開放で撮影してみると、見事にピンが来ていました。この状態なら、当然どんな大判レンズても確実にピンが合うことは間違いありません。これで、4×5YAKUSCANのピンの問題は解決したようです。



































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