裏面が仕掛けの全貌


裏面はこうなっています。上下に2本のレールシャフトがあります。赤色の部分が駆動ステージになっています。下のレールにはオリジナルのスライドガイドを流用して2点支持として、上のレールは1点の合計3点支持として、ねじれ歪みに対応させています。そして、左にあるのがギアユニットです。前の記事でヤフオクで1000円で落札と書きましたが、実は最初に着手したのが、モーターからオリジナルのピニオンギアを取り外そうと悪戦苦闘していたら、なんとモーターを壊してしまいました。しかし、そのときふと気づいたのですが、どちらにしてもGT-F500をもう一台入手するのなら、2台分のギアを組み合わせたらどうかと、ギアの歯数を計算したところ、理想的な減速比になったのです。まさに怪我の功名で、壊していなければ、おそらく思いつかないことでした。これによって、スキャナカメラの最大関門をすんなりクリアすることができました。そして、ギアとセットで考えていたのが、ベルト駆動にトライすることです。そもそもフラットベットスキャナのほとんどがベルト駆動を採用しています。それにはきっとそれなりのメリットがあるに違いないと常図ね考えていました。しかし、今のところ他の方は、ベルト駆動は選択していません。短くしたベルトの入手が難しいと考えてしまうのでしょうか?しかし、せいぜい5センチの距離を一往復するだけですから、つなぎ目があっても問題ありません。しかも元々付いている、ベルトストッパーが優れもので、ワンタッチでベルトの着脱ができてとても便利です。右側中央の真鍮板の裏にはオリジナルのテンション付き軸受けを流用しています。現在はベニア製の仮ボディにレンズを付けてテスト撮影を繰り返しています。なぜならCCDのピント位置が正確に出せないので実写しか方法が見つかりません。データが出たら本番用のボディ製作にとりかかります。