2010-01-01から1年間の記事一覧

久々の撮影

ハッセルプラナー80mm f2.8(f5.6 1/2)1200dpi 800dpi相当にリサイズ 屋久島も随分寒くなりました。このところ3号機の設計は何回も書き直しています。色々迷いが出てきて定まらない感じです。急ぐ必要もないので、来年に向けてじっくり考えてみます。今日は…

終らない計画。

さて、私がraspyさんの記事を拝見して、始めてスキャナカメラの1号機を完成させてから、もはや1年、その性能をさらに追求した結果、2号機というかたちになり、そのシステムアップも予定通りに充実しました。私の考えたプランでは、まだやり残した傾斜機構の…

アオリの威力

FUJINON W 125mm f5.6(開放) 1200dpi 800dpi相当にリサイズ 袋ジャバラを取付けていますが、125mmの余裕があるので、ワイド用セッティングの後のLアームを180度戻して前のLアームと対向にしたので、スキャナバックは正常に取付け出来ました。 今日はテクニ…

もう、ほとんど業務用

また、ハッセルカメラのバック部の工作です。14センチボードへ取付けました。とても面倒です。もうこれっきりにしたい! 14センチボードにハッセルのバック部を作って取付けました。もうハッセルのバック部を作るのはこれで四つ目です。その都度フックと爪を…

チルト撮影

写真 1 一絞りf5.6としてNDフィルターで調整しました。中景にピントを合わせています。しかし、この風景だとf16ぐらいでアオリなしでもパンフォーカスになりそうです。 写真 2 チルト傾斜は僅かですが、同じ露出でほぼパンフォーカスになりました。 今日は、…

チルト専用レンズ

MINOLTA AUTO BELLOWS MACRO 100mm f4 を使用してチルト専用レンズを作りました。 その後、ハッセルレンズを使う本格的なアオリ装置を設計していましたが、ジュラルミン材が一部不足していて、まだ取りかかれません。しかし、おもしろいレンズがありました。…

低照度のテスト

Pranar 80mm f2.8 (f5.6) 1200dpi 800dpi相当にリサイズ 今日は快晴です。近くの森に入ってみました。薄暗い森の中ですがそれでも快晴の時の方がいくらか明るくなります。2号機のCCDは感度が期待できるので、低照度域被写体のテストをしてみました。大判でIS…

ニコンの主力レンズ

この2本が今後使えそうな主力レンズ。300mm f2.8も良いのですが、少々重いのが難点で主力からは外しました。 私の手持ちのニコンレンズの中でほとんどフルサイズに撮影できる主力レンズが決まりました。一つは80mm f1.4です。このレンズはコンタックスのプラ…

デジタルバック型の利便性

ニコンのフランジバックは46.5mmなので、ここから、3.5mmを引くとアダプターの厚みが決まります。 3tの真鍮板からフックと爪を削り出してボディに取付けると完成です。 スキャナカメラをデジタルバック型にするとマウントが自由になって色々なレンズが装着で…

秋の屋久島

PC-NIKKOR 35mm2.8 1200dpi f22 800dpi相当にリサイズ ここのところ工作ばかりしていたので、少し息抜きに撮影に出かけました。ウルトラワイドを使うと海を入れてもなんとか大丈夫。これであちこち撮ってみたいと思います。でも、やっぱりSWCが使いたい!と…

CCD 傾斜機構に挑戦 4

写真 1 3mm厚のフレームサイドプレートにスロープガイドレールの厚み2mm分を彫り込んで、埋め込みました。 その後、2号機のサイドプレートにフライス加工を入れ、そこにスロープガイドレールを取付けました。(写真1) 次に駆動ステージの既に付いているCCD…

CCD 傾斜機構に挑戦 3

写真1 この装置を思いつくまで大変手間取ってしまいました。背景にあるのが0.3mm厚のカーボンシートです。 その後、3mm厚のフレームサイドプレートをフライスで削ることで、2号機に取付け可能なことが判明しました。しかし、その前に思わぬところで手間取っ…

CCD 傾斜機構に挑戦 2

ジュラルミン板の上に仮組みしました。 軸受け金具にCCDが乗りました。一軸2点支持のシーソーが完成しました。(上の写真) しかし、はたして誤差はどのぐらいあるのでしょうか? そして、どうやって精度を計れば良いのでしょうか?いろいろ考えて思いついた…

CCD 傾斜機構に挑戦 1

精密計測でCCD傾斜機構の図面を修正しました。 前回の続きです。駄目元でCCD傾斜機構に挑戦します。精密な計測によって、新たに図面を修正しました。また、CCDを一軸で保持するための方法をいろいろ考えましたが、今付いているCCD基板には保持するのに都合の…

CCDの蘇生手術

ルーペを覗きながらのフライス作業。目が痛くなります。 この前、ちょっとした油断で制御基板をだめにしてしまいましたが、そこから同じ規格のチップコンデンサが取れるので、最初に失敗したCCDの蘇生を試みました。まずはソケットを横向きにするためのホル…

久しぶりの風景写真

屋久島は台風の停滞に伴ってもう3週間ほど雨が続いていました。家の中も湿気で大変です。昨日になってやっと少しの晴れ間が現れ、夕べの月は最高でした。今日も晴れたので、20kmほど離れた海岸へ行ってきました。しかし、間もなく日差しも途切れて曇り空に。…

CCD傾斜機構について

RGBのラインはそれぞれ2本づつ6本しか見えない。 前に書いた記事でCCD傾斜機構の構想図面を紹介しましたが、イタリアのProject ESEさんが私の図面を見たらしく、私のFlickrサイトに意見を寄せてきました。CCDが傾斜すると焦点位置が動いてアウトフォーカスに…

S620の感色性

1号機のF500は屋外撮影でUV/IR装着の時、主にYかぶりの傾向がありました。それに対してS620の感色性は自然な発色をします。また、1号機では室内撮影用にたまたま持っていた冷陰極管内蔵のビュアーを使ったら自然な発色になりました。しかし、当然なのですがL…

一応、2号機完成宣言!

スイッチの文字表記がちょっときれいに出来ていないので、少しレタッチ入れました。 私が夢に描いた究極のスキャナカメラはプロトタイプとして外装のデザインを少しアレンジしてみました。当初は仕上げとして塗装を考えていました。私は以前ライカM3の黒塗り…

3度目のギア交換

その後、注文していた3つ目のギアが届きました。中途半端が気になって我慢できずに、もう3度目の正直でギアを交換しました。1号機でテストしたように手持ちの一番大きなレンズを正面から撮ってみました。画面を正方形にトリミングして、フォトショップの円ツ…

晴天の屋久島

1200dpiで撮影したものを800dpiにリサイズ。 今回、風景で初めての2400dpiフルサイズで撮ってみました。800dpi相当にリサイズ。 今日の屋久島は快晴です。1号機で以前に撮った高台からの風景と同じ所で撮ってみました。その時掲載した解像度に合わせたのです…

PC Nikkor 35mmの三脚座完成

三脚座が出来ました。今回はクイックシュー専用にジュラルミンブロックから丸ごと削りだしています。 これも自作のフード付きのピングラをつけてみました。正確な構図はこれが一番です。 その後、懸案の自作SWCの三脚座ができました。応急対策としてシェーデ…

ギア比誤差0は?

背景の海はもっと色ズレが激しいと思いましたが、意外に目立ちません。 ギアユニットの再構築が終了しました。一応?順調です。色ズレは随分解消したようです。分解しては調整し、また分解というように何回も繰り返して、なんとか満足のゆく状態になりました…

しばらく製作中!

その後、待ちかねていた特注ギアがやっと届きました。流石にギア専用メーカーが作ったものは違います。私のつたないギアの加工では、どうしても誤差が発生してしまいます。これ、私の中古Windowsノートの2台分のお値段でした。1号機と比べると随分資金を使っ…

SWCの画像補正テスト

またまた、いちのせさんから、お助けのアドバイスをいただきました。そこで、やってみました。これは白フォリゾントを撮影し、そこからマスクを作成して画像処理によって補正するというアイデアです。今回は撮影から得られたマスクではなく、前に撮った白壁…

SWCの超えられない壁

初めて外に出してSWCを使って撮影したのですが、大変な問題が出てしまいました。ちなみに645の実サイズは56×41.5mmですが、CCDの有効範囲は56×50mmで、これが2号機の新フォーマットです。1200dpiで撮影 特注ギアが届くまでまだ時間がかかるのですが、SWCを使…

ギアユニットの再構築

仕事が忙しくてなかなか休みがとれません。仕方がないので帰宅後の短い時間、部屋の中で色々と性能テストをしています。GT-F500に長く慣れ親しんできたので、S620には少々戸惑っています。IR/UVフィルター装着で外に向けてデイライトで撮ってみました。F500…

SWCの三脚アダプター

実写テストは仕事の休みが取れるまでお預けです。その前にSWCも使えるようにしておきます。このバックを付けると三脚に載せるのが不安定になります。そのために専用のアダプターを作りました。ちょうど良いサイズのジュラルミンブロックがあったのでフライス…

内部電源の取付け

バッテリーのスペースはぎりぎりです。単3電池のホルダーを入れる余裕はありません。セルをつなぐしか方法がなかったのです。 暑さのせいで、少々夏バテ気味です。とりあえず撮れるようになったので、ホットしたというか作業が途切れてしまいました。まだ色…

最初の画像

その後、テスト撮影の結果CCDセンサーの位置は表面からおよそ1mmぐらいにあるようです。F500では1.6mmぐらいありましたが思いの他浅かったので、CCDの追加改造などせずに微調整でいけそうです。高倍率のルーペを使って精密にピント調整するのですが、それは…