2010-01-01から1年間の記事一覧

3.5mmの壁とは

前面パネルの加工が終了しました。一部ミスで深堀りしてしまいましたが、機能上は問題ないので良しとします。ジュラルミンも高価なのです。 随分時間がかかっていますが、これを作ってみたかった! ハッセルSWCと500cxiを取り付けてみました。市販のデジタル…

無念!S620の2台目。

久々の大失敗!!!といってもCCDの改造をした時から覚悟していたので、想定内というところでしょうか?五分五分だと思っていました。グリーンランプで電源は入るのですが、エプソンドライバーがエラーになってしまいます。例のチップコンデンサはF500のジャ…

試行錯誤のあと

弁当箱に盛り沢山の具が入った感じです。まずは、ベルトを掛けてみました。S620のベルトテンション機構はF500と違ってやや複雑になっていて、ベルトを平行に走らせるのに苦労しました。また、S620のストップセンサーは制御基板に直付けになっているので、レ…

フレームの仮組

フレームの構成がほぼ決まりました。今回はジュラルミン板も新規に購入して加工しました。板厚は精度の必要な所は4tにして剛性を上げています。なんだか弁当箱のように見えてしまいます。この後肉抜きして軽量化する予定ですが、620のCCDが長いのでどうして…

CCDの改造。

3.5mmの壁をどうするか考えて出した結論はこんな改造です。だめになるかもしれませんが、やってみるしかありません。今、テスターで端子の導通テスト中です。しかし、もうすでに問題を抱えています。オリジナルのコネクタを取り外す際に、部品を飛ばしてしま…

1号機の衝撃的問題発覚。

2つのCCDを並べてみました。やはり新旧という感じで随分違いますね!RGBの並びは両方とも上がR側です。2号機のレイアウトに際してCCDの駆動方向を確認してみました。S620のCCDを実際に見るのはごく最近なのですが、raspyさんのブログで正しいCCDの駆動方向は…

組み付け完了

前回作った部品を組み付けました。S620のギアユニットはF500に比べて格段に精度と剛性が良くなっているようです。ギア軸径は5mmもあって頑丈にできています。しかし、そのためにギアの加工には少々苦労しました。S620の最終ギアの上に16歯のギアを接着するの…

ギアユニット着手。

ベルト駆動とボールネジ駆動どちらが良いのか?いろいろ考えましたが、たとえば小型CNCなどはほとんどがボールネジを使っているようです。これらの工作機では駆動ステージにかなりの負荷がかかるためにトルクの大きいモーターパワーで駆動させるには都合が良…

これSWC?

一見ハッセルSWCに見えますが、PCニッコール35mmf2.8が付いています。このレンズのイメージサークルはセミ判645をカバーします。これは4年程前に卓上フライスと旋盤をフル活用して製作したものです。その時の図面を公開しますので、見れば構造が解ると思いま…

直動機器

私のようなアマチュアにとって製作精度には自ずと限界があります。卓上サイズの旋盤やフライス盤などは持っているのですが、その程度の道具では及ばない精度の世界があります。1号機(試作機)では走行トラックにスキャナに付いていた丸棒シャフトを2本並べ…

スピード体感!

もう少し難航すると思っていたスピードアップがすんなり実現して2号機の設計に必要な条件は整ったのですが、仕事が忙しくてなかなか集中する時間がとれないので、まだ取りかかっていません。しかし、スピードアップを体感したくて撮影を再開しました。Window…

思わぬ結果!

その後判明したのですが、私のMacはPowerPC搭載の旧型で、Ubuntu LinuxのCDからブートするにはIntel CPU搭載の新型Macが必要ということです。結局Linuxにもいろいろあってyellowdog/VMware/Vine Linuxなどを旧型Macにインストールすれば動くのですが、パーテ…

S-620入手!

屋久島は観光シーズンの真っただ中です。私も仕事が忙しくなってなかなか写真が撮れません。しかし、そんな中でもヤフオクはチェックしていて、先日S-620を6000円で落札しました。さぞかし早いのだろうと思ってテストしたのですが、意外にもF-500と比べてそ…

これ使えるかな?

ここのところ、駆動精度が大切ですと何度も書いてきましたが、もしかしたらそのことで製作を断念された方もいるのではないでしょうか?そこで一つおもしろいグッズを見つけたので紹介いたします。これは、まるでスキャナーカメラの為に存在しているような物…

ズミクロンとディスタゴンで風景撮影

今日は晴れたので、風景をズミクロンとハッセルディスタゴンで撮り比べてみました。画面中央部を実サイズ23×17mmぐらいの範囲を2400dpiでスキャンしました。これでも12331×9104pixelになります。見比べるのが大変なので、比較はそれぞれの中央部のクロップを…

200本/mmオーバーのレンズ

前回に続いて、2400dpiモードに対応したレンズがないものかと悪あがきしています。そこで、解像度200本/mmオーバーのレンズをネットで検索しました。そこで見つけたのが、1950年にライツのズミクロン50mmf2というレンズは中心解像度280本/mmを記録し、その…

スキャナーカメラ完成へのカギとは

最近、何人かの方から、このブログへ掲載した画像の解像はどのようにして出来るのかという、質問がありました。イタリアでスキャナーカメラを作っている方はDo you postprocess the photos or not?と尋ねてきました。(あなたの写真は何か後で加工しているの…

赤外線写真をやってみる

久しぶりに更新します。ちょっと休んでいる間になんと!アメリカ/カナダ/イギリス/フランス/イタリア/エジプト/ドイツ/スイス/ロシア/中国/ポーランド/オーストリア/マレーシア/タイ/チュニジアからの閲覧があったようです。もちろん大半は国…

ひとまず、まとめ!

この辺で第一段階の総括をいたします。ここ2ヶ月余、一気に完成まで突き進んできました。基本的にはスキャナカメラのパイオニアであるraspyさんの記事をほとんど参考にさせていただいて、設計にあたりました。そのうちyahho-1さんの製作宣言を拝見して、製作…

縦横比のチェック

私のスキャナカメラで撮ったものを正方形にしました。その中にあるレンズは真円のはずです。僅かですが左右が長いようです。計算したら+0.5%の誤差でした。つまり、横の長さが100%(理想値)に対して100.5%ということです。人間の目は意外に正確で誤差が3…

初望遠

今日は遠くの薩摩硫黄島が見えています。距離は50kmほどあるでしょうか?。それで、ハッセルゾナー150mmf4を取り付けてみました。それでも、画面1/3ぐらいのサイズです。風景では初めての2400dpiで撮影しました。(写真上)ここまで遠いとガスがかかり、ク…

テストチャート

退屈な画像で恐縮です。その後、ネット検索でISO 12233 Test Chartのデジタルカメラ解像度テストチャートをここから、入手しました。http://www.graphics.cornell.edu/~westin/misc/res-chart.html この方は自分でこのチャートを作ったようです。ダウンロー…

雲天の屋久島

今日の屋久島は荒れ模様もいくらか治まって、風はなく低い雲が島を覆っています。スキャナカメラには好都合と考えて買い物ついでに、町を見下ろす高台から800dpiで撮影してみました。ちょっと水平線が曲がってしまいました。ちなみに水平線に見えているのが…

大胆な設計変更!

私がGT F-500を2台購入したことはすでにご承知と思います。それで、スキャナーレンズを他の一台からも取り外して、実はライカに付けたのがそれですが、2個並べてみて、大変驚きました。なぜならレンズの設計がまるで違うからです。(下の写真)どうみてもマ…

ライカM3?

600dpiで撮影 なぜライカなのか?レンズをよく見てください!前回の続きスキャナーに付いていたレンズをライカM3に取り付けてみました。その後、このレンズの焦点距離が判明しました。無限にピントを合わせてレンズの後端からフィルム面までの距離(バックフ…

ギガピクセル対応のレンズ。

前の記事で[はたして、570Mpixelに対応できるレンズは存在するのでしょうか?]と書きましたが、ありました!! と言っていいのか難しいところですが、もともとスキャナーに付いていたレンズのことです。これは、少なくともA4の短辺の画角を持っていることに…

風景撮影の再開。

屋久島は昨日から快晴です。寒波も過ぎて暖かくなってきました。そこで風景を撮りに近くの渓谷に行ってきました。 いきなり1200dpiで撮影。これは失敗作ですが、あえて掲載します。これまで何度も1200で風景を撮ってみましたが、露光中の雲の動きなどで照度…

弱点の解消。

私のスキャナカメラの弱点は、リボンケーブルのレイアウトに問題があり、ひっかかる不安があっては撮影に集中できないので、久しぶりに分解しました。この際にギアの構造やベルトの取り付け状況などを、紹介します。 リボンケーブルのレイアウトは図面に引く…

色補正なしの取込み。

屋久島はここのところ荒れ模様で寒波も来ていて、寒いので部屋の中であれこれ被写体を探していました。そこで、以前インドの土産で買ってきて忘れていたブローチが出てきました。これでraspyさんのアドバイスで色補正なしのチェックで F-500のCCDの本来の傾…

製作費のまとめ。

今回のスキャナカメラ製作にあたって、総額1万円以内を目標にしていました。それで、ちょっと検証します。エプソン GT-F500 1台目・・・・・・・・・・・・・・・ヤフオクにて 1,000円 送料1,200円計2,200円 エプソン GT-F500 2台目・・・・・・・・・・・・…