直動機器
私のようなアマチュアにとって製作精度には自ずと限界があります。卓上サイズの旋盤やフライス盤などは持っているのですが、その程度の道具では及ばない精度の世界があります。1号機(試作機)では走行トラックにスキャナに付いていた丸棒シャフトを2本並べて利用していますが、これ以上の精度を出すにはこの方法では限界があり、2号機の設計にあたっては新たな走行方法を考えました。そこでLMガイドとかリニアウェイと呼ばれる直動機器という製品を調べてみました。最先端の半導体製造装置や精密工作機などメカトロニクス機器に使われるユニット製品がいろいろ販売されています。回転運動のボールベアリングを直線運動に変えたような仕組みになっていて、精密なトラック上を高精度にスライドします。メーカーもいろいろあって、それこそ種類が多すぎてどれを使ったら良いのか解らないぐらいです。綿密にカタログを調べて選んでも良いのですが、それではコストが高くつくので、ヤフオクで使えそうなものを物色しました。そこで見つけた物が下の写真です。THKのLMガイド2RSR9KMUUC1と155LPMというものです。2本セットで2000円でゲットしました。手で触った限りではガタは皆無で動きは驚くほど軽くスライドします。これで基本設計のメドがつきました。しかし、スキャン取込精度は走行精度だけではなくギアやベルトなどの伝達装置全体で決定されるので、当然それぞれの精度の見直しも同時にやっていかなければなりません。まだまだ先は遠いようです。
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