IR/UVついに届いた。

ここ一月間、ネットでいろいろ探しまわって、ついにフィルターが届きました。
高額のものならすぐにでも入手できたのですが、低コストで完成させたかったので、気長に探しました。


こんなパッケージで届きました。

 

あれ!!! 注文したのは、直径が100mmのはずだが? 届いたのは直径約60mmのものです。
すぐに問い合わせすると、100mmはフィルターのホルダーサイズを表記しています。との答えで、
なんだか、おかしい! 仕様書はpdfの図面ですでに見ているが、
一つ小さい規格で、フィルターそのものが75mmになっていた。その上の規格のはずが、
60mmしかないのは、合点がいかないが、まあ、これでも使えるので、
押し問答はやめて、これを使うことにしました。
しかし、せっかく作った100mm用のフィルターホルダーは無駄になってしまいました。くやしい!!


気を取り直して、これは遠藤照明のB-761Xという商品です。定価2800円のところ、なんと販売店割引で1911円です。メーカー資料によると紫外線が200〜380nmの範囲を吸収し、カット率98%、赤外線が760〜1200nmの範囲を吸収し、カット率90%とあります。ここまでは光学用と変わりません。ちょっと気になるのは透過率です。これは74%ほどで、光学用だと、95%ぐらいあります。このあたりが照明用との大きな違いでしょうか? 前の記事でベースが光学ガラスと書きましたが、私の間違いで、強化ガラス製です。これが透過率を落としているのでしょう。おそらく照明の高熱に耐えるようにする必要があるのかもしれません。しかし、肉眼で見る限り透明度や平面性は問題ないように思います。



角度によってピンクとブルーに反射して見えます。
大胆にもゴム印で製品番号が入っていますが、レンズクリーナーで簡単に取れました。



62mmの使わなくなったUVフィルターがあったので、
ガラスを外して、愛用の卓上旋盤でちょっと加工しました。



ハッセルCタイプレンズの規格55mmのステップアップリングをつけるとこんな感じ。



さっそく装着するとこうなります。これで準備OK! 今日は屋久島も快晴です。



フィルターなし


これはフィルターなしです。思いっきり赤外線と紫外線が降り注いでいます。
前に撮ったホテルの屋上から、50mmf4ディスタゴンです。600dpiで撮影。



UV効果


これがフィルター装着です。かなり肉眼に近い色がでています。感激!!
こんなにも効果が大きいとは思いませんでした。
このフィルターは使えます。レベル補正していますが、レタッチもほとんど必要ないぐらいです。
透過率の低さと平面精度がレンズに与える悪影響はちょと気になりますが、
これで、私のスキャナカメラも、ほぼ完成に近づいたような気がします。
次の写真は被写体を選んで撮ってみたくなりました。
写真をクリックするとFlikrに飛びALL SIZESで大きく見えます。
もっと大きな写真をUPするには有料になるようです。目下検討中! 上と同じ600dpiで撮影。