ひとまず、まとめ!

この辺で第一段階の総括をいたします。ここ2ヶ月余、一気に完成まで突き進んできました。基本的にはスキャナカメラのパイオニアであるraspyさんの記事をほとんど参考にさせていただいて、設計にあたりました。そのうちyahho-1さんの製作宣言を拝見して、製作にも拍車がかかり、見通しが付いた頃にブログを立ち上げ、現在に至ります。raspyさんの偉大なる挑戦で成し遂げたインパクトのある画像がなければ、作ってみようとも考えなかったでしょうし、自力では出来なかったでしょう。また、その後のアドバイスも大変助かりました。raspyさんに感謝いたします。まるでスキャナカメラウィールスにかかった重傷患者のごとく熱中してきました。それぐらい魅力のあるテーマです。おもしろさこの上なしでした。そして、そこからもたらされた収穫も「夢のギガピクセル達成」(条件付き)という自己満足を与えてくれました。しかし、私はこれを単なる遊びとは捉えていません。あくまでも実用を目指してトライしました。制約の多いスキャナカメラですが、ここぞという時には恐るべき仕事をしてくれます。プロによるスタジオの静物撮影などでHMIライティング(ムービー用照明)などを駆使すれば、十分使用に耐える実力を持つと感じます。今は個人的に財政が厳しいのですが、写真は撮っていきたいので、大判のフィルム代や現像代を少し押さえてその分をこのカメラで作品づくりしたいと考えています。しかし、まだ、いくつかの問題があります。一つは感度の問題です。風景の場合、ある程度の照度があれば文句なしのトーンが出て、凄まじく解像することは確認できました。しかし、私の場合には森の中など、直射光の入らない薄暗いところで撮影することが多いのですが、このスキャナカメラの感度では必要な絞りを確保するとアンダー気味になり、あとでむりやりゲインアップするとどうしてもノイズが出てしまいます。この点が最大の欠点といえるでしょう。スキャナーの機能は一定の光源で被写体を照らすようにできているので当然なのですが、ここがカメラとしての課題というか限界を感じます。シェーディングのコントロール幅をもう少し広げられるといいのですが?。そして、もう一つの問題は撮影時間の長さです。画質優先に考えるなら、せめて、1200dpiは欲しいところですが、私のスキャナカメラの場合はおよそ20分ぐらいかかります。風景の照度が20分動かないという条件はかなり限られてしまいます。せめて、5分以内で1200dpiの情報量が取込めたら満足できるのですが、この問題は今後、新型の高速スキャナーが登場すれば解決できるかもしれません。ボディの作り直しはやめにして、今は、2号機(実用機)の構想があります。まだ図面も起こしていませんが、究極のスタイルになる予定です。もう少しテストして可能性を追求していこうと思います。しばらく時間がかかります。そろそろ仕事もしなければなしません。今後は、うまく写真が撮れたら、また更新したいと思います。


LED&VR

2号機用に注文して、秋月電子から届いた10kΩの可変抵抗器とノブの上にあるのが白色LEDです。シェーディング照明のスペースがとれないので、このLEDを組み込む予定です。しかし、長さ2.4mmしかないので、ハンダ付けが大変そうです。



Here please if you hope for the subscription in English.(Google translate)I think that I understand a rough meaning though it is not accurate because this is an automatic translation.
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