チルト撮影

写真 1
MINOLTA 100mm f4 (f5.6)

一絞りf5.6としてNDフィルターで調整しました。中景にピントを合わせています。しかし、この風景だとf16ぐらいでアオリなしでもパンフォーカスになりそうです。





写真 2
MINOLTA 100mm f4 (f5.6) tilt

チルト傾斜は僅かですが、同じ露出でほぼパンフォーカスになりました。








今日は、チルト装置を使ってテスト撮影に行ってきました。まずは、すすきの野原を普通に撮ってみます。今回はチルト機能のテストなので、NDフィルターを使って、一絞り絞ってf5.6にして、中景にピントを合わせました。(写真1) 次に同じf5.6でチルトをかけます。しかし、ルーペで覗きながらパンフォーカスに合わせたいのですが、一段高いところから狙っているので、変化がとても微妙です。調整を続けていたら少しアングルが動いてしまいました。(写真2)  2枚の写真を比較するとチルトによって近景から遠景までピントが来ているのが解ると思います。近景が足元まできていれば、もう少し変化がはっきりすると思います。こんどは前の記事の森で試してみようと思います。感度が足りない分をアオリを使う事で解消出来ると良いのですが? さて、せっかくのチルトですからもっと変化のある風景を撮りたくて、いつもの高台から町を見下ろすところで、本城 直季さん風のミニチュア風景にトライしました。しかし、やってみて解ったのですが、アオリを相当かけないと遠景での逆アオリ効果は出せないようです。結局レンズを出来るだけ上向きに傾けて充分な効果を確認すると、イメージサークルが足りなくて画面下が大きくケラレてしまいます。変化の確認なので、今回はかまわずそのまま撮影しました。写真3はケラレた部分を避けて画面の中央でトリミングしたものです。ミニチュア表現をするにはもっと大きなイメージサークルの大判用のレンズが必須のようです。おそらくハッセルのレンズを使っても逆アオリ表現の撮影は難しそうです。となると、今、計画中の本格的なアオリ装置には大判用レンズも取付けられるように作ったほうが良さそうですね!







写真 3
Town of miniature model

画面下側は大きくケラレたので、画面中央上寄りでトリミングしました。
















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