ギアユニットの再構築



仕事が忙しくてなかなか休みがとれません。仕方がないので帰宅後の短い時間、部屋の中で色々と性能テストをしています。GT-F500に長く慣れ親しんできたので、S620には少々戸惑っています。IR/UVフィルター装着で外に向けてデイライトで撮ってみました。F500ではどちらかといえば Yカブリの傾向がありましたが、S620の発色はとても素直で適正な色が出ました。また、S620の12ラインCCDの感度は自分の期待以上に高いようです。薄暗い森の撮影が好きな私にとって願ってもない事なのですが、それとは裏腹にその十分な感度が故にraspyさんの言っていた、まるでソラリゼーションのような白飛び反転というあまり望ましくない現象を引き起こしているようです。なぜなら6ラインCCDのF500ではこの現象は一度も起きていないからです。これは撮影時のシェーディング調整用可変抵抗とカメラの絞りのコントロール及びエプソンドライバーなどで回避することを私自身が学習しなければならないようです。またスキャンスピードは思っていたよりも遅く、同じWindowsノートの環境で1200dpiモードの時、F500が90秒に対してS620は150秒で2倍近くかかります。同じPC環境で新型が遅いというのは釈然としませんが。Macで20分かかっていた事を考えれば許容範囲と言えます。また、これもraspyさんがブログで言っていた、バッテリー消耗によるノイズも確認しました。バッテリーは新たに充電する前に予備充電された入手時のままの状態でテストをしていましたが、しばらく使っているとプレビュー画面に突然ノイズが入り出したので、AC電源に戻したらそのノイズは消えました。明らかに電池消耗によるノイズと判断できます。それと、縦横比の問題は前の「最初の画像」の時にはおおむね合っていると書きましたが、その後精密に測定してみると僅かに-誤差が出ているようです。これはS620の正しいギアレシオが1/5+αということ事を意味しています。その誤差は1号機よりも大きいので、改善せねばなりません。計算を繰り返していたら誤差+-0の歯数組み合せを発見しました。これならastrayさんに教えてもらった、はす歯ギアの位相調整も必要ありません。しかし、規格品のギアでは無理なので思い切って特注ギアを注文しました。それを取付けてからテスト撮影をして改めて画像を公開することにします。ところで、yahho-1さんが、なんとF500で2号機を作ったらしく、彼のブログで公表しています。F500の情報は他にないので、さぞかし私のブログを熟読されたのでしょう。少なくともギアなどの駆動系はそのままコピーしているものと思われます。彼はプロの技術者らしいのですが、少々安易な方法で作ったものですね!なお、今回新しくするS620のギア比は残念ですが公開しないことにしますので、あしからず!最後に問題の色ズレですが、私はギアユニット及びベルトを疑っているので、縦横比を含めてギアユニットの再構築でかなり改善される事を期待しています。これまで書いてきたように、ここまでの結果は想定されていたものですが、スキャナカメラとは始めから一発で満足のいく性能を出すのはこれほどに難しいという事を痛感しているところです。








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