高速化の目安




600dpi:28sec
スキャン時間28秒でも僅かに色ズレが起きました。SWC Biogon 38mm f4.5(f16)+ Angle control, 600dpi
600dpiの等倍画像はこちらhttps://www.flickr.com/photos/46505679@N04/17132087787/sizes/o/



前回ご紹介した、Seitz 6×17Digitalのパフォーマンスには今更ながらショックを受けて、コンパクト量産機の開発の手も止まってしまいましたが、気を取り直して考えてみました。TDIセンサーを使ってスキャン1秒を目指す事も決して不可能なことだとは思わないのですが、残念なことに、開発に必要な自己資金が間に合いません。それならせめて、今の私にできる範囲の高速化を目指すことにしたいと思います。ところで、多くの被写体を止めるにはどのぐらいのスキャン速度が必要なのでしょうか? そこで、ちょっとテストをしてみました。今日は晴天に恵まれましたが、かなりの強風です。1200dpiでは明らかにカメラぶれが予想されるので、今回はSWCを使って海と川の合流点(動態)を600dpi(約28秒)/ 300dpi(約13秒)/ 150dpi(約8秒)の順に撮ってみました。観察してみると、600dpiでは一見止まっているように見えますが、等倍まで拡大すると白い波頭の右側にブルーの色ズレが出ています。また、手前の川の流れに虹色のズレが入りました。これを見る限り、28秒よりも短縮しなければならないようです。次に300dpiを見てみると、波頭も止まって写り、川の虹色ズレも消えました。厳密にみれば、川の流れにある点状のハイライトに色ズレが出ていますが、これは許せる範囲と考えます。この結果を見る限り、150dpiの8秒までの高速化は必要はないという感想です。(CCDで1200dpi/8秒はほぼ不可能)ということは、理想値として1億画素付近の800〜1200dpiで13〜20秒というのが妥当な目標となりそうです。さて、そんな高速なイメージスキャナーが市販されているのでしょうか。これから、いろいろ検索してみたいと考えています。


300dpiの等倍画像はこちらhttps://www.flickr.com/photos/46505679@N04/16719295473/sizes/o/
150dpiの等倍画像はこちらhttps://www.flickr.com/photos/46505679@N04/17313566916/sizes/o/





























Google translate English)

http://translate.google.com/translate?hl=en&ie=UTF-8&sl=ja&tl=en&u=http://d.hatena.ne.jp/YAKU/&prev=_t&rurl=translate.google.com&twu=1