大きなスパイラル蛍光灯



Flower of tsuwabuki
ツワブキの花は茎が柔らかくて撮りづらい被写体でした。500CM, Compact YAKUSCAN Prototype, MINOLTA AUTO BELLOWS MACRO 100mm f4(f11)1200dpi
等倍画像はこちらhttps://www.flickr.com/photos/46505679@N04/15172615684/sizes/o/in/photostream/





以前紹介した(http://d.hatena.ne.jp/YAKU/20140830/1409376138ライトバンクには32Wのスパイラル蛍光灯を使っていたのですが、色温度が高く、アンバー補正しても発色がいまいちだったので、その後は使う機会も少なくなりました。ところが、最近、ネットで写真用の105Wスパイラル蛍光灯なるものを見つけたのです。(写真1)今付いている32Wと同じE26の口金ながら、外観も同じように見えるのに、なぜ105Wが可能なのでしょう。半信半疑ながら、色温度が5500Kというのも魅力で、思い切って4本分を注文してみました。ところが届いてみるとその大きさに驚きました。32Wと比較すると親子ほどの違いなのです。(写真2)ただ、口金は同じでもライトバンクに納まるものか心配でしたが、ギリギリでなんとか装着できました。(写真3)早速、テスト撮影したいのですが、適当な被写体がありません。そこで、自転車で集落を回ってみたら、茂みのなかで黄色い花を見つけました。調べてみると、ツワブキの花のようです。とりあえず花をセットして、どこまで絞れるか試してみます。ワット数からの単純計算では3倍の光量になる筈なのですが、以外にもF16程度で、思ったほどの光量ではありません。おそらく、電球が大き過ぎてライトバンクとのバランスが合っていないのかもしれません。しかし、デジイチで撮ってみた限りでは、適正な発色になるので、色温度はほぼ5500Kになっているようです。そこで、花を撮ってみました。最初は2400dpiで試してみたのですが、7分間の撮影中に花が動いてしまうようなのです。ツワブキの茎はフキの一種で食用になるほど柔らかく、照明を浴びるとお辞儀してしまい、位置が安定しないのです。そこで、2400dpiを諦め、1200dpiで撮ってみました。しかし、90秒でも等倍まで拡大して見るとほんの僅かに動いていました。テストの結果600dpiなら完全に止まることが解ったのですが、それでは迫力がないので、今回の作例は1200dpiを左右10000ピクセルまで抑えて掲載しました。(写真上)さて、このスパイラル蛍光灯はなかなか使えると思うのですが、実はちょっと気になるところがありました。僅かにフリッカーの傾向があるのです。当然、この蛍光管にはインバータが内蔵されているのですが、どうやらその周波数が2kHz程度で、微妙に影響しているのかもしれません。プレスキャン時の画像に縦万線のようなノイズが出るのです。私が最初にそれを見た時には、一瞬で落胆したのですが、その後、撮影画像を開いて見ると、1200dpiの等倍にしてもフリッカー現象は見えませんでした。等倍を超えて200%以上にして始めて見えてくる程度だったのです。プレスキャン時の縦万線状ノイズは、おそらく一種のモアレに似たような現象ではないかと考えています。要するに実用上ではギリギリセーフということでしょうね!笑)





Box of the fluorescent tube
写真1 ネットにはこのようなパッケージが載っていました。


Size comparison of the spiral fluorescent lamp
写真2 想像を超えた大きさの105Wスパイラル蛍光灯と前に使った32Wのサイズ比較。


Wearing to the light bank
写真3 105Wを4本入れるとぎゅうぎゅうで、ライトバンクがいかにも小さく感じます。



























Google translate English)

http://translate.google.com/translate?hl=en&ie=UTF-8&sl=ja&tl=en&u=http://d.hatena.ne.jp/YAKU/&prev=_t&rurl=translate.google.com&twu=1